MYTHOLOGY MUSEUM

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たまにはお勉強でもしましょうか。

「東海レトロスペクティブ」の時もそうだったのですが、「皇子様の即席軍師」においてもキャラクター達が身に付けているピアスは実際に日本から出土した金製垂飾付耳飾(きんせいすいしょくつきみみかざり)がモデルになっています。興味ある方は見比べてみて下さいね!画像はクリックで大きくなります。
※写真は東京国立博物館のデータベースよりお借りしています。

鎌足耳飾C0024676.jpg
このような心葉型は新羅の系統なので、作中では細長くしてやや日本ぽくしてあります。飾りは写真だと二枚重ねに見えますが考古学の図面で見ると三枚あるようです。鎌足と熊本には何の接点もありませんがオシャレだから気にしない方向で。

皇子様耳飾C0003315.jpg
奈良県橿原市、それはそれは倭王権ど真ん中な場所から発掘されたものを折角なので皇子様に付けてみました。写真は鎌足と同じ熊本の古墳から出土したものですが、この三本の飾りの一本が作中でモデルにしたものに近いと思います。

入鹿耳飾C0010498.jpg
入鹿は大阪と奈良の耳飾りを足して二で割った感じのものを付けました。写真は佐賀から出土したものですが、似た様な感じだと思います。こういうアーモンドのようなドロップ型は百済の系統です。


古墳時代は男女共に耳飾りはポピュラーなものでした。ジャラジャラしたアクセサリーが好きなので描いててとても楽しかったです。こういうの復元して博物館で売ってくれたらいいのにな!っていうか私が大喜びで買うのになー!!(笑)

| 雑学的な何か | 16:58 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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『・』なのか『=』なのかそれが問題だ。

漫画を書いていると、必要に迫られて色々と調べものをする事が多くなります。今回はそんな中から、漫画に限らず創作活動をしている方全般のお役に立ちそうなマメ知識をご紹介しようと思います。

題して『外国人の名前の区切り方』!!

外国人の名前

皆さんは外国人の名前が『・』や『=』で区切られているのを見て「ん??」と思った事はありませんか。私は↑の漫画を書く時にこの問題にぶち当たりました。(笑)というのもニーチェのフルネームはフリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェですが、私が最初に参考文献として読んだ本にはフリードリヒ=ヴィルヘルム・ニーチェと表記されていたからです。おかげで一話は名前の表記を間違えてしまいました…。(単行本で修正済みです)

ではどうして間違いなのかというと、『・』と『=』の区別はスペルを見ると分かるからです。

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェのスペルは
Friedrich Wilhelm Nietzsche です。
対してジャン=ジャック・ルソーのスペルは
Jean-Jacques Rousseau です。

スペルに『-(ハイフン)』が付いた場合のみ、日本語表記では区切りが『=』になります。これさえ覚えておけばあとは簡単。創作活動で外国人風の名前を考えたい!という方も、基本的には区切りを『・』にしておけば問題ありません。逆に『=』は使いどころが難しいのでオススメしません。

『=』での区切りは同じ種類の名前を意味します。『=』は別にイコールというわけではありませんが、意味的には似ています。ジャン=ジャック・ルソーの場合、ジャンとジャックがファーストネーム、ルソーがファミリーネームです。つまりジャンもジャックも名前なのです。アメリカ人風に略すとJJさんでしょうか。ニーチェの妹エリーザベト(漫画ではエリザベート)はエリーザベト・フェルスター=ニーチェといいます。これはエリーザベトがファーストネーム、フェルスターが旦那さんのファミリーネーム、ニーチェが実家のファミリーネームです。つまり『名前・苗字=苗字』という構成です。他にはパブロ=ピカソのように、やたら長いミドルネームを省略する時にも使うようです。

テイルズを例にとってみましょう(笑)ジュード・マティス君は『名前・苗字』という構成なのでジュード『・』マティスです。対してミラ様はマクスウェルも名前なので、ミラ『=』マクスウェルとなるわけです。でもミラ様のスペルには肝心の『-(ハイフン)』がないので、この場合は本当にイコールの意味で使っていらっしゃるのかもしれません。

というわけで結論としては、基本的には『・』を使い、『=』を使う時はスペルに『-(ハイフン)』を付けるというのが正解です。以上、役に立つかどうかよく分からんけど、多分知っておいて損はない…と思う微妙なマメ知識でした!(笑)

| 雑学的な何か | 22:01 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ロンドン五輪でプチ世界史!

ロンドンオリンピックが始まったと思ったら、仕事に追われて感想を言う間もなく終わってしまいました。でもバリバリ見て応援してましたよ!というわけでまだパラリンピックもありますし、バンクーバー五輪の時にも散々カナダ語りをしてたので、今回もイギリスについて知ってる限りの役に立たない雑学を語ってみようかと思います。イギリス好きの方はお付き合い下さい。長いです(笑)

雑学1・「ユナイテッド・キングダム」と「グレート・ブリテン」何が違うの?
イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」といいます。
England.pngイングランド/首都ロンドン
Scotland.pngスコットランド(ケルト語でアルバ)/首都エディンバラ
Wales.pngウェールズ(ケルト語でカムリ)/首都カーディフ
saltire.png北アイルランド(ケルト語でエール)/首都ベルファスト
※北アイルランドの国旗のみ非公式。イングランドが勝手につけたもの。

これら4つの連合王国を総称してユナイテッド・キングダム(UK)といい、日本では通称「イギリス」と呼ばれます。イギリス=イングランドではありません。

そしてそれぞれの国旗を組み合わせて出来たのが
UnitedKingdom.pngご存知のユニオンジャック。

見て分かる通りウェールズはバッチリ省かれました!(笑)
省かれた理由は色々ありますが、一番はあのドラゴンをどこに配置したらいいのか分からなかったからじゃないでしょうか。(笑)個人的にはユニオンジャックの下半分をせめて緑にしてあげたら?と思ったけどやっぱりデザイン的にイマイチですね…。

地図にするとこう
gbr.jpg
赤で塗った部分が連合王国です。右が大ブリテン(グレートブリテン)島、左がアイルランド島、真ん中の小さいのがマン島。北アイルランドがどうして連合王国なのかは簡単に言うと北がプロテスタント、南がカトリックという宗派の違いとか色々です。

ちなみにサッカーW杯では連合王国はそれぞれ独立して出場します。なのでサッカーの試合時に使用する国旗はユニオンジャックではありません。対してオリンピックではグレートブリテン(略称GBR)として出場しています。今回のオリンピックは開催国でしたので無理矢理(?)イギリス代表として初めて連合王国統一のサッカーチームが結成されましたが、スコットランドと北アイルランドは結局不参加でした。

というわけで、一般的にユナイテッド・キングダムとグレート・ブリテンの違いは
ユナイテッド・キングダム→4カ国を含む連合王国
グレート・ブリテン→北アイルランドを省いたイングランド、スコットランド、ウェールズの3カ国

という風に区別されるわけです。

ところが。

前述した通りオリンピックではイギリスはグレート・ブリテンとして出場しています。開会式の選手入場画面を見ても、「グレート・ブリテン」だけで「北アイルランド」の表記がありません。しかし聖火リレーが北アイルランドまで行った事を考えると、北アイルランドの選手もここに含まれていると思うのですが…。何だか北アイルランドだけ勝手に省かれてる感じがして可哀想な気がします。別に北アイルランド人が気にしていらっしゃらないならそれでいいのですが。

開会式ではアイルランドの選手入場時にひときわ会場の歓声が上がったのも印象的でした。



雑学2・「イングランド」の語源
これは以前になでしこが活躍したドイツW杯の時に書いたものをこちらに転載します。
<↓以下転載>
よくRPGなんかで、なんちゃらサクス、またはサックスと名のついた剣が出てきますが、この意味をご存知でしょうか。サクスとは「刀」を意味する言葉で、その語源はドイツのザクセン地方に由来します。昔はザクセンに住んでいた人々をサクソン人と呼んでいたのですが、サクソンとは「刀を持つ者」という意味であり、彼らはイングランドに侵攻したゲルマン民族の一派でもありました。サクソン人の持っていた短剣を、一般的にスクラマサクスといいます。

一方、ドイツのお隣、デンマークとの国境付近にあるアンゲルン地方にはアングル人が住んでいました。アングル人もまたイングランドに侵攻したゲルマン民族ですので、サクソン人と総称してアングロ・サクソンと呼ばれます。(実際にはもっと多くのゲルマン民族が大移動したのですが、ややこしいので割愛)昔、古代ローマ帝国の支配下にあったイングランドはブリタニアという地名でしたが、アングロ・サクソンに侵略された為、アングルの土地という意味の「アンゲルスランド」が訛って「イングラランド」、そして最終的に「イングランド」となったそうです。


グレートブリテン周辺には昔からケルト文化を持った民族が住んでおり、言語もケルト語だったのですが、この後北方の海賊ヴァイキングがイングランドに介入したり何だりで、イングランドだけが他と違ってゲルマン系の民族となりました。イングランドではケルト語が廃れてしまったのに対し、他の連合3国では今でもケルト語を使っています。

| 雑学的な何か | 17:03 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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アマテラス「え、やだちょっと何見てんのよ!」

先日の金環日食バッチリ見れました。それまで曇ってたのにちょうど金環になる頃に晴れて良かったです。せっかく観測用の眼鏡があるんだから次の天体ショーも楽しもうと思います。晴れるといいなあ。

P1020591.jpg

さてこの「日食」、アメリカでも夕日として観測出来た様ですね。時差があるので一日前の夕方でしょうか。グランドキャニオンで観測している人達の様子をテレビで見ました。グランドキャニオンはアメリカ先住民であるインディアンの聖地でもありますが、実はインディアン曰く、「日食は見てはいけないもの」だそうです。

<ローリングサンダー(轟く雷鳴)>というやたら中二的な素敵ネームのインディアンのシャーマンが言うには、日食はあらゆる魂が死んで生まれ変わる時間なので、決して外には出ず、家の中でじっとしていなければならないんだそうです。うろ覚えですが大体そんな感じ。

日食になると狼が遠吠えしたり鳥が巣に帰ったり、動物達の行動がおかしくなるといいます。専門家達はそれを「夜になったと勘違いしている」と言いますが、そうではなくて、動物達はスピリットの変化に気付いているんだそうですよ。


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| 雑学的な何か | 00:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ドイツさん大好き。

ドイツ女子W杯のなでしこJAPANに感動して、今日はとてもいい日です。(笑)

震災から(私にとってはNZのクライストチャーチから…)しょんぼりする出来事が続いてましたが、久々にこれは良いニュースでとても嬉しい。すごく元気になれますよね。おめでとう日本!!そういえば、なでしこはユニフォームの赤い部分が男子と違ってピンクなんですね。知らなかったです。ピンク可愛いですね~!

さて、W杯開催国のドイツさんですが、日本戦に負けた後のドイツ人の反応が暖かいというか、清々しいのが今回印象的でした。ドイツの騎士道精神は、日本の武士道にも通じる所があると思います。



折角なのであまり知られてなさそうなドイツの話でも。
ついでに次の五輪はロンドンなのでその辺も含みつつ。

よくRPGなんかで、なんちゃらサクス、またはサックスと名のついた剣が出てきますが、この意味をご存知でしょうか。サクスとは「刀」を意味する言葉で、その語源はドイツのザクセン地方に由来します。昔はザクセンに住んでいた人々をサクソン人と呼んでいたのですが、サクソンとは「刀を持つ者」という意味であり、彼らはイングランドに侵攻したゲルマン民族の一派でもありました。サクソン人の持っていた短剣を、一般的にスクラマサクスといいます。

一方、ドイツのお隣、デンマークとの国境付近にあるアンゲルン地方にはアングル人が住んでいました。アングル人もまたイングランドに侵攻したゲルマン民族ですので、サクソン人と総称してアングロ・サクソンと呼ばれます。(実際にはもっと多くのゲルマン民族が大移動したのですが、ややこしいので割愛)昔、古代ローマ帝国の支配下にあったイングランドはブリタニアという地名でしたが、アングロ・サクソンに侵略された為、アングルの土地という意味の「アンゲルスランド」が訛って「イングラランド」、そして最終的に「イングランド」となったそうです。

以上、教科書には一応載ってるけど、ほぼ受験には出ない世界史の話でした。

ちなみにのぐちは昔からゲルマン民族とヴァイキングのファンです。彼らの戦闘力は最強だと信じてます。(笑)

| 雑学的な何か | 17:57 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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